木地玩具 ケン玉
大正時代にブリキ・セルロイドのおもちゃが 登場する以前は、おもちゃの素材は自然素材 の土・紙や布とともに木のおもちゃが主流であ った。温泉湯治や神社仏閣の土産として独楽な どの木製玩具が販売された。木製玩具でも、 轆轤を使用した玩具は当時では精巧な形状が 可能であった。昔の独楽の主産地は箱根が近い 小田原や草津・伊香保を控える高崎や伊勢参り の伊勢であった。湯治の風習が盛んな東北では、 豊富な木材を利用し、東北各地の温泉地などで 、数多くの轆轤による木製玩具が作られた。東北 ではこの木製玩具を木地玩具と呼んだ。大正以 降、おもちゃの素材がブリキ・セルロイドに変化す る中、木地玩具を製作する木地師は、木のおもちゃ であったこけしが観賞物になり、こけしとともに木 地玩具の製造が細々ながら存続した。 |
NO 262 |
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桜材の ケン玉 |
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カップ ケン玉 |
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有色材の木目が美しく、木質が硬い桜の木を使用した小ぶりなケン玉。一般的には市場に流通していない。 | |
600円 | 6.5a×5a×16a |
ケンダマを握る | 大皿のせ | 剣先のせ |
中皿のせ |
木地玩具蔦屋
山形県米沢市赤芝町小野川温泉口1547
0238−32−2600